対数正規分布の計算:確率 P(X ≤ x)・確率密度・平均・パーセント点

出典を再確認:2026年10月15日Microsoft サポート(LOGNORM.DIST 関数)

ln x の平均 μ と標準偏差 σ、x を入れると、対数正規分布の確率を出します。X の平均・中央値(eμ)・分散も。確率からパーセント点も。Excel の LOGNORM.DIST と同じ値です。

数値を入れる

対数正規分布:P(X ≤ 4)
0.03908

P(X ≤ 4) = 0.03908(3.91%)・P(X > 4) = 0.96092

確率密度 f(4) = 0.01762

平均 68.0335・分散 14,907.2・標準偏差 122.095・中央値 33.1155

Excel: =LOGNORM.DIST(4, 3.5, 1.2, TRUE) → 0.0390835557

ln X が正規分布 N(μ, σ2) F(x) = Φ((ln x − μ) ÷ σ)

対数正規分布 P(X ≤ 4) = 0.03908

グラフ(確率密度と P(X ≤ x) の面積)

0316x = 4

代表的なパーセント点

下側確率上側確率x
50%50%33.1155
90%10%154.14
95%5%238.37
97.5%2.5%347.915
99%1%540.026

※ 上で入れたパラメーターでの値。P(X ≤ x) がその確率になる x です。

対数正規分布の計算ガイド:使い方と μ・σ の準備

ln X(自然対数)が正規分布に従うデータの確率を、もとの単位のまま求める計算機です。入れる μ と σ は「X の」ではなく「ln X の」平均と標準偏差なので、そこだけ準備が要ります。

こんなときに使えます

  • 対数変換して分析したデータについて、もとの単位で「ある値以下になる確率」を知りたいとき
  • 右に長くすそを引くデータで、上側5%にあたる値などの目安を出したいとき
  • Excel の LOGNORM.DIST・LOGNORM.INV の値を、式と図で確かめたいとき

使い方

  1. データの各値の自然対数(Excel なら LN 関数)をとり、その平均と標準偏差を出します。
  2. 「μ(ln x の平均)」と「σ(ln x の標準偏差)」に入れ、「x」にもとの単位の値を入れます。
  3. 上側の目安がほしいときは「確率から x」で、「確率(下側)」に0.95などを入れます。

計算の例

μ = 2、σ = 0.5 のとき、X が10以下になる確率は0.72747(約72.75%)です。中央値は e2 ≒ 7.38906、平均は8.3729です。

「確率から x」で0.95を入れると x = 16.8176。上位5%に入るのは、中央値の約2.3倍を超える値だとわかります。

気をつけたいこと

  • データの平均や標準偏差をそのまま μ・σ に入れると、まったく違う結果になります。必ず ln をとってから計算してください。
  • 使うのは自然対数(ln、底が e)です。常用対数(log10)で出した値では合いません。
  • x には0以下の値は入りません。対数正規分布は正の値だけをとる分布です。

よくある質問

対数正規分布とは?
ln X(X の自然対数)が正規分布に従うときの X の分布です。正の値だけをとり、右に長くすそを引きます。Excel のヘルプでは、対数変換したデータの分析に使うと説明されています。
μ と σ は X の平均と標準偏差?
いいえ。ln X の平均と標準偏差です。X の平均は eμ+σ²/2、中央値は eμ で、平均のほうが大きくなります。
確率の求め方は?
P(X ≤ x) = Φ((ln x − μ) ÷ σ)(Φ は標準正規分布の累積分布)。x = 4、μ = 3.5、σ = 1.2 なら ≒ 0.0390836 です(Excel の LOGNORM.DIST の使用例と同じ)。
正規分布表で計算するには?
(ln x − μ) ÷ σ を z として、正規分布表で Φ(z) を読めば同じ値になります。

出典

確認方法:Excel の LOGNORM.DIST 関数の使用例出典を再確認:2026年10月15日

Microsoft サポート
LOGNORM.DIST 関数(書式・使用例)
文部科学省
高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 数学編(数学Ⅰ データの分析:分散・標準偏差・相関係数/数学B 統計的な推測:二項分布・正規分布)

本ツールの確率やパーセント点は数値計算で求め、表示した桁で四捨五入しています。検定や論文に使うときは、統計ソフトや数表の値でもご確認ください。

作成:計算24の運営者(AIを含むツールで作成し、主な数値は出典の計算例・早見表と照合するテストで確かめてから公開しています。公開後に運営者が内容を確認し、誤りは見つけしだい直します) このサイトの作り方

要点

  • P(X ≤ x)
    Φ((ln x − μ)/σ)
  • 中央値
    e^μ
  • 平均
    e^(μ+σ²/2)
  • Excel
    LOGNORM.DIST