幾何分布・負の二項分布の計算:何回目に初めて成功するか・r回成功までの失敗数

出典を再確認:2026年10月15日Microsoft サポート(NEGBINOM.DIST 関数)

1回の成功確率 p を入れると、k 回目に初めて成功する確率(幾何分布)や、r 回成功するまでに k 回失敗する確率(負の二項分布)を出します。k 回目までに成功する確率、平均・分散、分布の表も。Excel の NEGBINOM.DIST と同じ値です。

数値を入れる

回
回
成功確率 0.2 で、3回目に初めて成功する確率
0.1280

P(X = 3) = (1 − p)2 × p = 0.1280(12.80%)

3回目までに成功 P(X ≤ 3) = 1 − (1 − p)3 = 0.4880・3回目までに一度も成功しない P(X > 3) = 0.5120

平均 1/p = 5回・分散 (1 − p)/p2 = 20

Excel: =NEGBINOM.DIST(2, 1, 0.2, FALSE)(失敗が2回の後に成功)

幾何分布 p=0.2:3回目に初めて成功 12.80%

分布の表

kP(X = k)P(X ≤ k)グラフ
10.20000.2000
20.16000.3600
30.12800.4880
40.10240.5904
50.08190.6723
60.06550.7379
70.05240.7903
80.04190.8322
90.03360.8658
100.02680.8926
110.02150.9141
120.01720.9313
130.01370.9450
140.01100.9560
150.00880.9648
160.00700.9719
170.00560.9775
180.00450.9820
190.00360.9856
200.00290.9885
210.00230.9908
220.00180.9926
230.00150.9941
240.00120.9953
250.00090.9962
260.00080.9970
270.00060.9976
280.00050.9981
290.00040.9985
300.00030.9988
310.00020.9990

※ 確率は小数第5位を四捨五入。ごく小さい値は 10 のべき乗で表示。

幾何分布・負の二項分布の計算ガイド:使い方と2つのモードの違い

成功確率が毎回同じ試行を、成功するまでくり返すときの確率を出します。「何回目に初めて成功するか」が幾何分布、「r 回成功するまでに何回失敗するか」が負の二項分布です。

こんなときに使えます

  • 当選確率3%のくじを、何回までに当てられるかの見通しを立てたいとき
  • 成約率が一定の営業で、3件成約するまでに断られる件数を見積もりたいとき
  • 検査で初めて不良品が見つかるのが何個目かを、確率で考えたいとき

使い方

  1. 「分布」で、幾何分布か負の二項分布かを選びます。
  2. 「1回の成功確率 p」に、0.03 のように小数で入れます。
  3. 幾何分布では「回数 k」に何回目かを、負の二項分布では「失敗の回数 k」と「成功の回数 r」を入れます。

計算の例

当選確率3%(p = 0.03)のくじを50回引くとき、50回までに少なくとも1回当たる確率は 1 − (1 − 0.03)50 = 0.7819(78.19%)です。平均すると、初めて当たるのは約33回目です。

負の二項分布で p = 0.2、r = 3、k = 20 にすると、3件成約するまでにちょうど20件断られる確率は0.0213(2.13%)です。

気をつけたいこと

  • 幾何分布の k は「何回目か」、負の二項分布の k は「失敗の回数」です。モードを切り替えたら、k の意味も変わります。
  • 回数によって当たりやすさが変わるしくみ(一定回数で必ず当たるなど)があるときは、この計算は当てはまりません。

よくある質問

幾何分布とは?
成功確率 p の試行をくり返すとき、初めて成功するのが何回目かの分布です。k 回目に初めて成功する確率は (1 − p)k−1 × p。サイコロで3回目に初めて6が出る確率は (5/6)2 × 1/6 ≒ 0.1157 です。
幾何分布の平均は?
1/p 回です(分散は (1 − p)/p2)。成功確率が 1/6 なら、平均6回目に初めて成功します。
負の二項分布とは?
r 回成功するまでに何回失敗するかの分布です。失敗が k 回の確率は k+r−1Ck pr(1 − p)k。r = 1 のときが幾何分布(失敗の回数で数えた形)です。
Excel では?
=NEGBINOM.DIST(失敗数, 成功数, p, FALSE) です。ヘルプの例(失敗10・成功5・p = 0.25)は 0.0550、累積で 0.3135 で、このページと同じです。幾何分布は成功数を1にします。
「k 回目までに成功する」確率は?
1 − (1 − p)k です。p = 0.2 なら、3回目までに成功する確率は 1 − 0.83 = 0.488 です。

出典

確認方法:Excel の関数の使用例出典を再確認:2026年10月15日

Microsoft サポート
NEGBINOM.DIST 関数(負の二項分布・使用例)
文部科学省
高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 数学編(数学Ⅰ データの分析:分散・標準偏差・相関係数/数学B 統計的な推測:二項分布・正規分布)

本ツールの確率やパーセント点は数値計算で求め、表示した桁で四捨五入しています。検定や論文に使うときは、統計ソフトや数表の値でもご確認ください。

作成:計算24の運営者(AIを含むツールで作成し、主な数値は出典の計算例・早見表と照合するテストで確かめてから公開しています。公開後に運営者が内容を確認し、誤りは見つけしだい直します) このサイトの作り方

要点

  • 幾何分布
    (1 − p)^(k−1) × p
  • 平均
    1/p
  • k 回目までに成功
    1 − (1 − p)^k
  • Excel
    NEGBINOM.DIST