最大公約数・最小公倍数の計算:3つの数も、求め方つき
2つか3つの整数を入れると、最大公約数と最小公倍数、公約数の一覧を出します。求め方は「素因数分解」と「ユークリッドの互除法」の2通りで途中式つき。
公約数は 1、2、3、6(最大公約数 6 の約数)
最小公倍数 = 12 × 18 ÷ 6 = 36
公倍数は 36、72、108、…(最小公倍数の倍数)
12と18の最大公約数は6、最小公倍数は36素因数分解で求める
| 数 | 素因数分解 |
|---|---|
| 12 | 22 × 3 |
| 18 | 2 × 32 |
| 最大公約数 | 共通の素因数を、小さいほうの指数で:2 × 3 = 6 |
| 最小公倍数 | 出てくる素因数を全部、大きいほうの指数で:22 × 32 = 36 |
ユークリッドの互除法で求める
| 回 | 割り算 |
|---|---|
| 1 | 18 ÷ 12 = 1 余り 6 |
| 2 | 12 ÷ 6 = 2 余り 0 → 割り切れたので 6 |
大きいほうを小さいほうで割り、次は割った数を余りで割る。割り切れたときの割る数が最大公約数。3つの数では、2つの最大公約数と3つ目の数で同じことをします。
書き出して求める(小学5年のやり方)
8の約数は 1・2・4・8、12の約数は 1・2・3・4・6・12。共通な 1・2・4 が公約数で、最大公約数は 4。
8の倍数は 8・16・24・32・40・48…、12の倍数は 12・24・36・48…。共通な 24・48・72… が公倍数で、最小公倍数は 24。
数が大きいときは、素因数分解か互除法のほうが早く求められます。
最大公約数・最小公倍数の計算ガイド:使い方とどちらを使うかの見分け方
2つか3つの整数から、最大公約数と最小公倍数を出します。文章題では「余りなく同じ大きさに分ける」なら最大公約数、「次にそろう」なら最小公倍数と考えると、どちらを使うか見分けやすくなります。
こんなときに使えます
- 小学5年の約数・倍数や、分数の約分・通分の練習で、答え合わせをしたいとき
- 「同じ長さに切り分ける」「同時に出発して次にそろう」といった文章題を解くとき
- 大きな数の最大公約数を、互除法の途中式で確かめたいとき
使い方
- 「1つ目の数」「2つ目の数」に整数を入れます。
- 3つの数のときは「3つ目の数」にも入れます。空欄のままなら、2つの数で計算します。
- 素因数分解と互除法の表で、求め方の途中を見比べます。
計算の例
24cm・36cm・60cmのリボンを、余りが出ないように全部同じ長さに切るなら、いちばん長くて12cmです。これが3つの数の最大公約数です。
24分・36分・60分おきに出るバスが同時に出たあと、次に3台がそろうのは360分後(6時間後)。こちらは最小公倍数です。
気をつけたいこと
- 入れられるのは1以上の整数です。0や小数を入れると計算しません。
- 文章題では、問題が何を聞いているかを最後に確かめます。上のリボンの例で「何本できるか」を聞かれたら、答えは12cmではなく10本です。
よくある質問
最大公約数と最小公倍数とは何ですか。
素因数分解を使った求め方は?
ユークリッドの互除法とは何ですか。
2つの数の最小公倍数を早く出す方法は?
何年生で習いますか。
出典
- 文部科学省
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編(第4学年 概数と四捨五入、第5学年 約数・倍数と約分・通分、第6学年 分数の乗法・除法)
- 文部科学省
- 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 数学編(第1学年 素因数分解、第3学年 平方根)
- 文部科学省
- 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 数学編 理数編(数学A 場合の数と確率・ユークリッドの互除法)
本ツールの整数・分数の計算は誤差なしで行い、終わりのない小数は表示した桁で四捨五入しています。授業やテストでの答えの書き方(分数のまま・帯分数・根号の形など)は、先生や問題の指示に従ってください。
要点
- 最大公約数
共通の素因数を小さいほうの指数で - 最小公倍数
素因数を全部、大きいほうの指数で - 2つの数なら
最小公倍数 = 積 ÷ 最大公約数 - 習う学年
小学5年(互除法は高校)