ガンマ分布の計算:確率 P(X ≤ x)・確率密度・平均・パーセント点
形 α と尺度 β、x を入れると、ガンマ分布の確率を出します。α = 1 なら指数分布、α が整数ならアーラン分布。確率からパーセント点も。Excel の GAMMA.DIST と同じ値です。
ガンマ分布:P(X ≤ 10)
0.06809
P(X ≤ 10) = 0.06809(6.81%)・P(X > 10) = 0.93191
確率密度 f(10) = 0.03264
平均 18・分散 36・標準偏差 6・中央値 17.3379
Excel: =GAMMA.DIST(10.00001131, 9, 2, TRUE) → 0.0680940039
f(x) = xα−1e−x/β ÷ (Γ(α)βα)
ガンマ分布 P(X ≤ 10) = 0.06809グラフ(確率密度と P(X ≤ x) の面積)
代表的なパーセント点
| 下側確率 | 上側確率 | x |
|---|---|---|
| 50% | 50% | 17.3379 |
| 90% | 10% | 25.9894 |
| 95% | 5% | 28.8693 |
| 97.5% | 2.5% | 31.5264 |
| 99% | 1% | 34.8053 |
※ 上で入れたパラメーターでの値。P(X ≤ x) がその確率になる x です。
ガンマ分布の計算ガイド:使い方と α・β の入れ方
指数分布が「次の1回まで」の時間なら、ガンマ分布は「α 回目が起こるまで」の時間にも使えます。右にすそを引いた、正の値だけのデータを扱うときの計算機です。
こんなときに使えます
- 平均10分おきに来る客の、3人目が来るまでの時間を確率で見たいとき
- 待ち行列や処理時間など、正の値で右にすそを引くデータを分析するとき
- Excel の GAMMA.DIST や GAMMA.INV の結果を、式つきで確かめたいとき
使い方
- 「α(形)」に形のパラメーター、「β(尺度)」に尺度(1回あたりの平均の間隔など)を入れます。
- 「x」に知りたい値を入れると、P(X ≤ x) と確率密度、平均・中央値が出ます。
- 「確率から x(パーセント点)」に切り替えると、下側確率に対応する x を求められます。
計算の例
客がランダムに平均10分おきに来るとき、3人目が来るまでの時間は α = 3、β = 10 のガンマ分布です。30分以内に3人目が来る確率は0.57681(約57.68%)になります。
平均は αβ = 30分ですが、中央値は26.7406分で、平均より少し短めです。右にすそを引く分布では、このずれがよく起こります。
気をつけたいこと
- 教科書によっては「率 λ」で書かれています。1分あたり0.1回なら、β にはその逆数の10を入れます。
- α と β を取り違えると、平均(αβ)は同じでも形がまったく変わります。入れたあとにグラフの形も確かめてください。
よくある質問
ガンマ分布とは?
正の値をとる、右にすそを引いた分布です。Excel のヘルプでは、正規分布に従わない変数の分析や、待ち行列の分析によく使われると説明されています。
α と β の意味は?
このページは Excel と同じで、α が形、β が尺度です。平均は αβ、分散は αβ2。教科書によっては β の代わりに率 λ = 1/β を使うので、そのときは β に 1/λ を入れてください。
ほかの分布との関係は?
α = 1 なら指数分布、α が正の整数ならアーラン分布です。α = n/2、β = 2 なら自由度 n のカイ二乗分布になります(Excel のヘルプ)。
例の値は?
x = 10.00001131、α = 9、β = 2 なら、P(X ≤ x) ≒ 0.068094、確率密度 ≒ 0.032639 です(Excel の GAMMA.DIST の使用例と同じ)。
出典
- Microsoft サポート
- GAMMA.DIST 関数(書式・使用例)
- 文部科学省
- 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 数学編(数学Ⅰ データの分析:分散・標準偏差・相関係数/数学B 統計的な推測:二項分布・正規分布)
本ツールの確率やパーセント点は数値計算で求め、表示した桁で四捨五入しています。検定や論文に使うときは、統計ソフトや数表の値でもご確認ください。
要点
- 平均
αβ - 分散
αβ² - α = 1
指数分布 - Excel
GAMMA.DIST