利益率・原価率の計算:粗利と売価の決め方

出典を再確認:2026年10月15日中小企業基盤整備機構(経営自己診断システム 個別指標の解説:売上高総利益率)

売価と原価を入れると、粗利・利益率(粗利率)・原価率を出します。原価と目標の利益率から売価を決める計算も(「原価 × 1.3」では30%にならない理由つき)。

数値を入れる

円
円
%
売価1,000円・原価700円の利益率
30%

粗利 = 売価 − 原価 = 1,000円 − 700円 = 300円

利益率(粗利率) = 粗利 ÷ 売価 = 30%・原価率 = 原価 ÷ 売価 = 70%

原価に対する利益の割合(値入率・マークアップ) = 粗利 ÷ 原価 ≒ 42.86%

利益率と原価率を足すと100%になります

売価1,000円・原価700円: 利益率 30%、原価率 70%

利益率と原価率の関係

指標計算式
粗利(売上総利益)売価 − 原価
利益率(粗利率・売上高総利益率)粗利 ÷ 売価 × 100
原価率原価 ÷ 売価 × 100(利益率 + 原価率 = 100%)
値入率(マークアップ率)粗利 ÷ 原価 × 100
利益率から売価原価 ÷ (1 − 利益率)

利益率・原価率の計算ガイド:使い方と3つの計算の選び方

仕入れ値と売値を入れると、1つの商品の利益率と原価率がわかります。「計算」を切りかえると、利益率から売価を決めたり、原価率から原価の上限を出したりもできます。

こんなときに使えます

  • ネットショップや店頭の商品で、いまの値付けの利益率を確かめたいとき
  • 飲食店のメニューで、原価率から材料費にかけられる上限を知りたいとき
  • 仕入れ値が上がったあと、同じ利益率を保てる売価を決めたいとき

使い方

  1. 「計算」で、知りたいものに合わせて「売価と原価 → 利益率」「原価と利益率 → 売価」「売価と原価率 → 原価」から選びます。
  2. 「売価(売値)」と「原価」に金額を入れます。税込か税抜か、どちらかにそろえます。
  3. 売価や原価を出すときは、「率(利益率・原価率)」に目標の%を入れます。

計算の例

原価1,280円の商品を1,980円で売ると、粗利は700円、利益率は35.35%、原価率は64.65%です。

売価1,200円のメニューを原価率30%に収めたいなら、「売価と原価率 → 原価」で計算して、材料費にかけられるのは360円までです。

気をつけたいこと

  • 送料や決済手数料を原価に入れるかどうかで、利益率は変わります。商品どうしを比べるときは、同じ決め方にそろえます。
  • 値引きしても原価は変わらないので、利益率は大きく下がります。セールの前に、値引き後の売価で計算し直しておきます。
  • 原価に対する利益の割合(値入率)と利益率は別の数字です。取引先と話すときは、どちらの意味か確かめておきます。

よくある質問

利益率(粗利率)の計算式は?
利益率 = (売価 − 原価) ÷ 売価 × 100。売価1,000円・原価700円なら 300 ÷ 1,000 = 30% です。決算書では「売上高総利益率」と呼びます。
原価率の計算式は?
原価率 = 原価 ÷ 売価 × 100。利益率と足すと100%になります(原価率70% なら利益率30%)。
利益率30%にするには、売価をいくらにすればよいですか。
売価 = 原価 ÷ (1 − 0.3)。原価700円なら 1,000円です。「原価 × 1.3」の 910円では、利益率は 210 ÷ 910 ≒ 23.1% にしかなりません。利益率は売価に対する割合だからです。
値入率とは?
原価に対する利益の割合(粗利 ÷ 原価)で、マークアップ率ともいいます。原価700円に300円の利益をのせると、値入率は約42.9%、利益率は30%です。

出典

準拠:中小企業基盤整備機構(経営自己診断システム)出典を再確認:2026年10月15日

中小企業基盤整備機構
経営自己診断システム 個別指標の解説(売上高総利益率 = 売上総利益 ÷ 売上高 × 100)

本ツールの計算結果は、入力した数字から計算した目安です。事業や投資の判断に使うときは、元になる数字と計算の前提をご確認ください。

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要点

  • 利益率
    (売価 − 原価) ÷ 売価
  • 原価率
    原価 ÷ 売価
  • 利益率から売価
    原価 ÷ (1 − 利益率)
  • 合計
    利益率 + 原価率 = 100%