二次方程式の計算:解の公式で解く(途中式・判別式・グラフ)
ax2 + bx + c = 0 の a・b・c を入れると、解の公式に代入した途中式と答えを出します。√ を簡単にした正確な形と小数、判別式、因数分解、虚数解(数学Ⅱ)、放物線のグラフも。分数・小数の係数もそのまま入れられます。
a = 2、b = −5、c = 1
判別式 D = b2 − 4ac = (−5)2 − 4 × 2 × 1 = 17。0より大きいので、異なる2つの実数解
解の公式 x = (−(−5) ± √17)/2 × 2 = (5 ± √17)/4
小数では x ≒ 0.2192、2.2808
2つの解の和 = −b/a = 5/2、積 = c/a = 1/2(解と係数の関係・数学Ⅱ)
2x² − 5x + 1 = 0 の解:x = (5 ± √17)/4グラフ(放物線 y = ax2 + bx + c)
※ x 軸と交わる点の x 座標が、方程式の実数解です。交わらなければ実数の解はありません。グラフは形がわかるように、縦と横の目盛りを変えています。
解の公式
ax2 + bx + c = 0 の解は x = (−b ± √(b2 − 4ac))/2a
解の公式の導き方(平方完成)
| 1 | ax2 + bx + c = 0 の両辺を a でわる:x2 + b/ax + c/a = 0 |
| 2 | c/a を右へ移す:x2 + b/ax = −c/a |
| 3 | x の係数の半分の2乗 (b/2a)2 を両辺に足す:(x + b/2a)2 = (b2 − 4ac)/4a2 |
| 4 | 平方根をとる:x + b/2a = ±(√(b2 − 4ac))/2a |
| 5 | b/2a を右へ移す:x = (−b ± √(b2 − 4ac))/2a |
学習指導要領解説では、x2 + 4x − 7 = 0 のように「平方の形に変形して解く」手順と見比べながら、解の公式が導かれる過程を知ることを大切にしています(中学3年)。
判別式 D = b2 − 4ac と解の個数
| D | 解 | グラフと x 軸 |
|---|---|---|
| D > 0 | 異なる2つの実数解 | 2点で交わる |
| D = 0 | 重解(1つ) | 1点で接する |
| D < 0 | 実数解なし(虚数解2つ) | 交わらない |
二次方程式の計算ガイド:使い方と係数の入れ方
ax2 + bx + c = 0 の a・b・c を入れると、解の公式に代入した途中式と答えを出します。因数分解できるときはその形も出るので、解き方を選ぶ手がかりになります。
こんなときに使えます
- 中学3年の二次方程式の宿題で、答えと途中式を確かめたいとき
- 因数分解で解けるか、解の公式を使うべきかを見きわめたいとき
- 高校で、判別式や虚数解の答えを確かめたいとき
使い方
- 方程式を「〜 = 0」の形に整理してから、x2 の係数を「a」に入れます。
- 「b(x の係数)」と「c(数だけの項)」には、符号ごと入れます。x の項がないときは、b に0を入れます。
- 途中式の判別式 D を見ると、異なる2つの実数解をもつか、重解をもつか、実数解をもたないかがわかります。
計算の例
x2 − 2x − 15 = 0 は、a = 1、b = −2、c = −15 と入れます。判別式は64で、解は x = −3、5。(x + 3)(x − 5) = 0 と因数分解もできます。
x2 + 4x + 1 = 0 なら、解は x = −2 ± √3(小数でおよそ−3.7321と−0.2679)です。
気をつけたいこと
- x2 = 2x + 15 のように右辺に項があるときは、移項してから入れます。移した項の符号が変わるのを忘れないようにします。
- 係数は −3・0.5・1/2 のように、マイナス・小数・分数のまま入れられます。分母を払う前の式でも計算できます。
よくある質問
解の公式とは?
解の公式の使い方は?
b が偶数のときの公式は?
判別式とは?
√ の中がマイナスになったら?
出典
- 文部科学省
- 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 数学編(第3学年 二次方程式:解の公式を知り,それを用いて二次方程式を解くこと)
- 文部科学省
- 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 数学編(数学Ⅱ いろいろな式:複素数の四則計算、二次方程式の解の種類の判別及び解と係数の関係)
本ツールの整数・分数の計算は誤差なしで行い、終わりのない小数は表示した桁で四捨五入しています。授業やテストでの答えの書き方(分数のまま・帯分数・根号の形など)は、先生や問題の指示に従ってください。
要点
- 解の公式
x = {−b ± √(b2 − 4ac)} ÷ 2a - 判別式
D = b2 − 4ac - b が偶数
x = {−b′ ± √(b′2 − ac)} ÷ a - 習う学年
中学3年(虚数解は高校 数学Ⅱ)